高校数学独学の途中経過ー数学I+Aを終えて

タイトルの通り、『プログラマーとして社会人になったけど高校数学を1から独学している』という記事で紹介した長岡の教科書の数学I+Aを終えることが出来ました。

Studyplusのログによると、今年の1/4に手をつけ始めて、途中2月半ばから1.5ヶ月ほど休みを入れたものの、そこからはコツコツと継続して、10/2にようやく終えることができました。休みの期間を省くと約7.5ヶ月かかったことになります。標準的な高校生が1年をかけてこの範囲を学習することを考えると、それなりにいいペースなのではないかと思います。ただ、問題集などは全くやっていないので、問題を解いた量なんかは比べ物にはならないですが。

勉強法

長岡の教科書を教材にするにあたって僕が取った勉強法を書いていきます。

勉強のスタイルとしては、解説のあとの問とセクションごとの演習だけ解いていく形で進め、センター試験対策である章末問題は飛ばしました。また、間違えた問題を繰り返し解くといったこともしませんでした。
あくまで必要になった時に引っ張れるような知識として蓄えることが目的で、受験数学の問題解決能力をつけたいのではないからという理由です。問題解決はプログラミングの世界でやっていこうという方針です。数学が得意な知人の方に、受験数学と大学からの数学は別物であると教えていただいたこともあります。
そのため、『プログラマーとして社会人になったけど高校数学を1から独学している』を書いた時点では目標としていた数検の受験も止めることにしました。さくっと高校教科書を終わらせて、その先の大学数学に進もうという考えです。

早速役に立っている

高校数学を勉強していて早速嬉しいことがありました。
ソフトウェアの世界では枯れた技術であるデータベースの勉強をしようと、『達人に学ぶ SQL徹底指南書』を読み進めているのですが、そこに数学Iで学習した集合や、数学Aで学習した順列と組合せが出てきたのです。『1-2 自己結合の使い方』という章で、自己結合の背後には「順列」、「組合せ」、「集合」が隠れているというところです。
もし数学I+Aを勉強していなければ、これらのキーワードに首をひねっていたところでしょうが、勉強していたお陰ですっと頭に入ってきました。著者は、この本をただのSQLレシピ本として読むのではなく、集合指向的考えでSQLに臨むことができるようになって欲しいといったことを書かれていますが、集合とはなんたるかが分かっている分、そういった考えが出来やすくなっていました。
高校数学がプログラミングに効果を発揮した一例です。

数学の旅は続くよ、どこまでも

次は数学II+Bとなります。

これまでは中学数学のそのまま延長といった感じでしたが、これからは複素数微分積分、ベクトルといった、特に独学で学ぶにはなかなか手強そうな単元に入ってきます。
しかし、プログラミングで手強い問題を解決する快感を覚えてしまったからか、こういったキーワードを目次で見るだけでワクワクしてしまいます。数学が楽しくてしょうがないのです。

果てしなく続く数学の旅、新たな世界へ運んでくれると信じて、これからも続けていこうと思います。

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