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It's okay to be weird

レールの無い道を行くプログラマーのブログ

中卒程度の学力でもTOEIC初受験で960を取れたという少し変わった話

もう4年前の話ですが、タイトルの通り、TOEICの初受験でいきなり960点を取れたという話をします。

まず最初にお断りしておきますが、TOEICで高得点を目指したいという方に参考になるような記事ではないかもしれません。非常にレアケースであると思いますし、短期間で一気にスコアアップというような方法を取ったわけではありません。また、TOEICの試験自体、本日2016年5月29日実施回より問題形式が変わってしまいました。

ただ、英語力を身につけるための方法として幾らか参考になる部分もあると思いますし、TOIEC対策記事としてではなく、ハイスコアを取れたまでの過程を含めた一つの物語として読んでいただけたらと思います。

前提となる学力

タイトルに中卒程度の学力と書いたので、まずはそこから説明します。

僕は中学時代まではそれなりに勉強を頑張っていて、県内トップ高校を受ければ通るであろうと言われていました。しかし高校受験を目前に勉強が嫌になってしまい不登校になります。なんとか復帰したあと、レベルを下げて入った高校は周囲に馴染めず1年生時にすぐに中退してしまいます。高校に入ってからは勉強に全く力を入れなかったので、学力的には中卒程度と言って間違いはないと思います。

長かった引きこもり時代…海外ゲームを遊びつくす

高校を中退してからは文字通り家に引きこもって、海外PCゲームを英語音声・英語字幕で遊びまくるようになりました。海外ゲームを遊ぶようになったきっかけが何だったか正確には覚えていませんが、たしか国産の無料ゲームを遊んでいた時に、そのゲームのプレイヤーが集まるチャットルームでそういうゲームがあると知ったのがきっかけだったと思います。中学時代は特に英語が好きというわけでもなかったので、相当遊ぶゲームに飢えていたのだと思います。それからはジャンルを問わず猿のように遊ぶようになりました。

中卒程度の語彙しかないので当然分からない単語だらけですが、ゲームの映像や文脈から意味を推測したりすることはできました。特に繰り返し出てくる単語については自然と染み付いていきました。そのためゲームを遊びながら辞書を引くということはあまりやりませんでした。無理に覚えようとせず、あくまで楽しみながら覚えていったのです。

多読という有名な英語勉強方法がありますが、今考えてみればそれに近いことをやっていたのかもしれません。多読ならぬ多ゲームだったわけですが。

そして、ここが重要なポイントなのですが、ゲームをただ遊ぶだけじゃなく、海外のコミュニティやニュースサイトのチェックもしていました。これによりユーザー同士で交わされる生きた英語を学ぶことができました。フォーラムやチャットで他のユーザーと拙い文章でやりとりなどもしていました。

この引きこもり期間が10年近く続きました。10年とさらっと書きましたが、この長い期間も肝だと思うので、あまり触れたくない部分ではありますが、隠さないことにしました。何かを1万時間続ければ誰でも達人になれるという説もありますが、あながち嘘ではないかもしれません。

そしてTOEIC受験

色々あって引きこもりを脱出できたあと、TOEICなる試験があると知り、その頃には英語が好きになっていたので、自分の英語力がどんなものか確かめてみたかったので、受けてみることにしました。

小手調べに公式問題集を買って模擬試験をやってみると、720-825のスコアレンジを取ることができました。自分でも驚きましたが、対策すれば860ぐらいいけるんじゃないかと思うことができました。この模試をやったのが2012年02月18日でした。

そこからはTOEIC用に次々と書籍を買っていきました。

まずは「TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」というサクセスストーリー本を読みました。どうやったら280点取れるのかとツッコむ人もいますが、好きなことを仕事にしたいと思う著者の努力する姿勢に勇気づけられる本でした。

そのあとは「新TOEICテスト スコアアップ135のヒント」というTOEIC全般の対策本を読んだあと、自分の苦手な文法や単語を重点的に強化しました。具体的には「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」という文法本と、「特急シリーズ」と呼ばれる一連の本を使いました。特に特急シリーズのうち、「金のフレーズ」はよくまとまっていて重宝しました。
(前述した通り、問題形式が変わったことでこれらの本の現行版は新試験に役に立たない恐れがあるためリンクは貼りませんが、改訂版が出るものもあるでしょうから参考に紹介だけしておきます)

他にもモチベーションを上げるために英語上達完全マップ20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへといった英語勉強法の書いてあるサイトを読んだりしました。

また、ESL PodcastやCNN Student Newsを購読したりもしました。

こうした対策をした結果、2012年05月27日の初受験でいきなり960点を取ることができました。模試をやってみてから3ヶ月余りです。試験中の手応えもよかったので、もしかしたら900超えもあるかもとは思っていましたが、結果発表時は驚いたものです。

TOEICで計れる英語力

ちょっと脱線してしまいますが、TOEICで英語力が評価できるかというと僕は懐疑的です。ある程度の指標にはなると思いますが、僕の場合、洋画など字幕なしではよくて7割程度しか聞き取れません(俳優たちはTOIECのロボット音声みたいな会話をしてくれません)し、書く話すに関してはボロボロです。

ただ、読み聞きに関してはそれなりにできるので、それだけで世界がぐんと広がることは確かです。例えばCourseraUdacityといったMOOCと呼ばれるサイトで世界トップレベルの講座を受講できたり、翻訳されていない海外のドキュメントや技術書を読めたり、非常に評判のよいギターのオンラインレッスンサイトで学べたり、といったことができます。

好きなものから英語を学ぶ

ぐだぐだと書いてきましたが、一番言いたいことは、自分の好きなもので英語を学んだ方が楽しくもあるし、一番身につきやすいんじゃないかということです。

僕の場合、それがゲームだったわけですが、好きなものであればなんでもいいと思います。

映画でもいいし、音楽でもいいし、プログラミングでも何でもいいです。関心があるところにコミュニティはあります。今はインターネットがある時代なので、どんどんそういったコミュニティに参加していけます。例えば僕が利用しているredditなんかは話題ごとに場所が用意されていておすすめのサイトです。

大事なのは勉強のための勉強をするのではなく、それを実際に活かすことだと思います。ベースさえしっかり作れれば、TOEICの点数も少しの対策であとからついてくるものだと思います。

最後に

自分語りの多い文章になってしまいましたが、あまり例を見ない話なので少しは面白くあるかなと思い書いてみました。ゲーム脳とか言われますけどゲームも役に立つことだってあるんだよという一例でもあるかなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。