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It's okay to be weird

レールの無い道を行くプログラマーのブログ

一流エンジニアなんて目指さなくていいのかも

雑記

こんな記事を読んだ。

林修「仕事をするのに好きかどうかは関係ない、重要なのは勝てる土俵なのかどうか」

この記事の中で林さんは「一流しか存在価値がない」と思っていると語っている。もちろん、これは林さんの信条であって、皆に強制しているわけではないという前提なのだけど、一流なんて目指さなくていいんじゃないかと最近思うようになった。

クラスで1番だった人とインターネット

ずっと思ってきたことなのだけど、インターネットというものが生まれたせいで、「クラスで1番」だった人が輝けない世界になったような気がする。せいぜい40人程度の集団では輝けていた人が、インターネットでは一気に70億人の世界に晒されるわけで。

特にソフトウェア開発の世界では、GitHubやらQiitaやらで、承認される人とされない人にはスター数やいいね数などで数値として違いが大きく可視化されてしまう。そして、インターネットを見ていると、仕事をバリバリこなしつつ、サイドプロジェクトを何個も持っていて、アウトプット量が半端ないといったようなスーパーエンジニアばかりが目についてしまう。

こうなると「クラスで1番」だった人は自信を失ってしまう。「結局自分なんて井の中の蛙」なんだなと。

これはインターネットに限った話じゃなくて、NHKのスーパープレゼンでスプツニ子!さんが、MITに入る学生はそれぞれの高校では1番だったのに、天才達に囲まれて自信を失ってしまうことも多いということを話していた。

しかし、そもそも考えてみれば「クラスで1番」っていうだけで誇っていい話だし、40人いれば他の39人は1番じゃないわけだ。その人達には存在価値はないのか、というとそんなことは全くない。むしろ他の39人がいることで世の中は成り立っている。

ソフトウェア開発で一発逆転を目指した

僕の場合、中学では学力でいい位置にいたものの、高校を中退してしまい大学進学を経験していないので、潜在的な学力での自分の位置づけが分かっていない。大学を受験していたとしたらどこまでいけたかなんかを考えることも時々ある。位置づけが分かっていない分、どこまでやれるかの限界を試してみたいというような気持ちがあった。

そんなものだから人生一発逆転してやる、というような気持ちで今まで技術の勉強を頑張っていたところがあった。そして、ソフトウェア開発の世界は努力して技術を磨けば逆転が可能だと思わせてくれた。

そうやって頑張っていたものの、仕事では思った内容の業務をやらせてもらえず、「毎日の8時間が勿体無い」と思いながら、焦る気持ちがどんどん積もっていった。映画やドラマ、アニメ、本を楽しむ時間も削って勉強にあてようとした。僕は年齢が30を超えていて、キャリアを考えるとゆっくりはしていられない。そんな焦りが積もった結果、ついには心が折れてしまった。

結局こうやって自分を追い込むことで、自分を不幸にしてしまっていたと気づいた。

もちろん強靭なメンタルと熱意と才能がある人は一流になることができるのだろうし、それを目指すべきなんだろう。

だけど僕は自分が思っているより脆い人間なんだと今更ながら気づいた。

これから

これからは技術は業務をこなせる範囲で程々に頑張りつつ、趣味のサイクリングやギターをもっと楽しんでいきたいと思っている。

今年の1文字は「緩」と決めている。緩やかな上昇はしつつも、無理はしない。自分をいじめず、周りの人と笑って楽しめる、そんな1年にしたいと思っている。