途中で挫折したりして間を空けながらでしたが、やっとAndroid Programming: The Big Nerd Ranch Guideを読み終わりました。記録を見ると、読み始めたのは去年の10月末からのようです。洋書ということもあってけっこう時間がかかってしまいましたが、なかなかいい本でした。
内容
クイズアプリ、オフィス犯罪アプリ (これがメイン) 、フォトギャラリーアプリ、位置情報追跡アプリなどを作りながらAndroidについて学んでいく本です。対象読者はある程度Javaの基本を学んだ人です。
本の進め方
本の進め方としては、打ち込むコードが細切れになっていて、それぞれきちんと説明があるので解りやすいです。また、一気に作り上げるのではなく、まずはLogを吐くだけにしておいて、進めていくうちに本当の機能を追加していくという段階を踏んで作っていくので、実際の開発手法に近い形で進めていくことができます。ただ単に目指す機能が動くものが出来ればいいというだけでなく、グッドプラクティスに沿ってアプリを作っていく感覚があるのがいい感じです。
ですが、開発経験の少ない僕にはクラスの分割など、なぜそのように分けるのかといったことが完全に理解できず、まだまだ真似できる気がしません。この辺は実際に実践しながら覚えるしかなさそうです。
Fragmentを全てのアプリで使用
最大の特徴としては最初のアプリを除く全てのアプリで1ペインのものでもFragmentを使用しているということでしょうか。FragmentはモダンなAndroid開発に欠かせなくなっているという印象があるのでこの辺はいいところだと思います。2013年4月発売と比較的新しい本ならではというところです。
ただ、Activityだけを使ったシンプルなものに比べると当然ながら複雑化してしまうので、少し取っ付きにくさは増してしまいます。実際に2ペインな画面を作るのはけっこうあとの方になってからというのも、Fragmentを使う利点を実感しにくくしているかもしれません。
アプリは章を複数またぐ
一つ難点を挙げるとすれば、章をまたいでアプリを作っていくので、特定のトピックだけを拾って習得したいという人には不向きかもしれないということでしょうか。
これから
とりあえず基本はこの本やCourseraの講座で抑えることができたので、いよいよ開発に取り組んでいこうと思います。まずは簡単なものから作っていこうと考えています。

Android Programming: The Big Nerd Ranch Guide (Big Nerd Ranch Guides)
- 作者: Brian Hardy,Bill Phillips
- 出版社/メーカー: Big Nerd Ranch Guides
- 発売日: 2013/04/09
- メディア: Kindle版
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