Gene Mapperを読んだ

もう旬を逃してしまった感じだけど、Gene Mapperをようやく読み終えた。
最初は稲にロゴを刷り込むってことから仮想現実の話のことなのかと思ったけど、読み進んでいくと現実の作物の遺伝子をいじっているとやっと気づけた。タイトルにGeneってついてるんだからそれで気づけよという。SFを読み慣れていないのと、自分の貧相な想像力だとなかなか書いてあることをイメージするのが難しかったけど、自分にはちょうどよい長さで後半からは一気に読めてしまった。でもSFファンの中には短すぎるという意見もあるみたい。あとはフールプルーフとかフェールセーブ、ブルートフォースといった情報処理技術者試験で覚えた言葉が出てきてニンマリした。名刺をビジネスカードと言ったりしてるのも面白かった。
前の記事に貼ったHow To Become A Hackerで、役に立つことの中にSFを読むことがあったけど、確かに言えてるなと思った。ITの世界では日々新しいことを取り入れる姿勢が大事だろうから、SFを読むことで未知の言葉や習慣などに対する耐性をつける訓練になるなあと。読んでみたいSF小説はリストにしてあるんで、これをきっかけに読んでいきたいところ。前のCiv2の記事のブコメにあった一九八四年から読もうかな。
しかしこれを通勤時間にiPhoneで書き上げたってすごいなあ。通勤電車の中でそれこそ拡張現実にログインするように想像力を膨らませて書いたんだろうなあ。

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Gene Mapper (ジーン・マッパー)

Gene Mapper (ジーン・マッパー)